Ozeギタースクール

2023年9月29日3 分

ステンレスフレットは有りか無しか

メインで使っているエレキギターをメンテナンスに出してきました。


 

ギターメンテナンスのなかでも、大がかりなフレット交換です。

納期も金額も、なかなかのもので、

そこそこのギター1本買えてしまう見積でした(笑)


 

8年がんがん、ライブにレコーディングに使ってるので、

限界を感じてましたが、

メインなので、使いたい機会も多く

一か月ちょいかかるのは、タイミング難しく

しばらく、リハもライブも無い、今!というところで

持っていきました。


 

そんなフレット交換なのですが、

通常、素材が少し柔らかい金属のニッケル合金のものが

多く使われます。


 

昔から使われる、一般的な材なので、聞き馴染みあるサウンドです。

加工もしやすいそうで、扱いやすい。

なので、ほとんどのギターに使われます。


 

ニッケルのものは、使っていると削れてきます。
 
削れると、デコボコになったり、頂点の山が曖昧になるので、ピッチが悪くなったり
 
しっかり押さえないと音が出ないなど、
 
不具合が生じます。
 

 

また使っていると、曇りが出ます。

磨けば戻りますが、けっこうすぐ曇ります(笑)


 


 

対して、今回私のギターに搭載されるのは、ステンレスフレットというもので、

固い金属です。


 

数年前に一本ステンレスフレットにしたものを使っているので、

今回、迷わずステンレスにしました。


 

利点としては、削れないというのが一番言われますが、

実は、いつでもツルツルでピカピカ状態なのが、

楽ってのが、個人的一番の利点です。


 

ただ、固い金属なため、サウンドも固くキンキンすると

言われますし、

たしかにそう感じます。


 

ヴィンテージ系の音作り、

オーガニックなサウンドを目指すなら、確かに気になるかも・・・


 

私の手持ちギターでも、

ES-335なら、ステンレスにはしません。


 

ブルースロック~ハードロック、ヘヴィメタルな方向歪みメインなら、

エフェクター、アンプ、シールドで調整できる範囲かなと個人的には思います。


 

なんなら、ワイヤレス使って、アンプシミュレーターでライン出し、

みたいなライブ機材使ってるので、

まったく問題ないです。


 

絶対シールド!

くらいこだわる人なら、ステンレスは要検討でしょうか。


 


 

と、ステンレスフレットがどうなのか書いてみましたが、

けっこう弾く人じゃないと、フレット交換まで行くの結構年数かかると思います。

なので、ギター本数持ってる人、

それほど弾かない人の場合、一度も交換しないで終わることもありますね。


 

以前勤めてたギター教室の貸しギター、いろいろな人が、

ひたすらローポジションを弾くので(初心者多いため)

Dの形で、すごくえぐれてました。

ただ、エントリーモデルのギターならフレット交換代金が新品価格上回ってしまうので

逆にもったいなくなりますね。

あのギターはどうなったのか・・・
 

 

メンテが必要なくらい、がんがん弾き倒しましょう!